2017年04月18日

ドライマウスの6つの原因

1.薬による副作用が原因

服薬大国と言われる日本では病院で多くの薬が出され、この薬の副作用によってドライマウスになることがあります。高血圧の薬、花粉症の薬、精神疾患の薬などの薬がドライマウスを引き起こす原因になることがあります。薬をのみ始めて急に口が渇くようになった人は薬が原因の可能性があります。

対策

内科的な薬の場合、どうしても必要なこともあります。主治医と相談の上、薬を減らしたり、変えたりすることが可能かどうか相談する必要があります。(歯科用マイクロモーター

2.噛む回数が少ない、噛む力が弱いことが原因

唾液は噛むことによって唾液を出す唾液腺が刺激されたり、唾液腺の周りの筋肉が動き、唾液腺から唾液を押し出します。柔らかいものばかり食べているとドライマウスになります。また、いつも唾液の量が少ないと唾液腺の機能が衰え、唾液を出す能力も低下します。

対策

食事の際、よく噛むことを心がけます。食事の時間が長く取れない方は食後にガムを噛むなどし、常に唾液を出すようにして、唾液腺を活性化させます。

3.緊張による心理的な原因

緊張すると喉が乾きますよね。これは交感神経(こうかんしんけい)が優位に働き、唾液が出るのを抑えます。リラックスすると副交感神経(ふくこうかんしんけい)が優位に働き、唾液が多くなります。一時的な緊張であれば特に問題はありまでんが、常にストレスで緊張状態だとドライマウスになります。(超音波スケーラー
ドライマウスの6つの原因
対策

ストレスをうまくコントロールするようにしてください。趣味やスポーツなどリラックスする時間を作り、副交感神経を優位に働かせることによって唾液が多く出ます。

4.口呼吸による原因

口呼吸をする方は常に口が乾燥し、ドライマウスになります。通常、呼吸は鼻で行います。鼻呼吸では空気は鼻から入り、鼻の中の湿った粘膜の空洞である副鼻腔(ふくびくう)を通ります。副鼻腔は多くの壁に仕切られ乾燥しにくい状態になっています。口呼吸の方は口の中の粘膜が呼吸によって直接、乾燥してしまうために、ドライマウスになります。

対策

口呼吸の方は鼻呼吸トレーニングをすることによって、口呼吸から鼻呼吸へと変えていきます。一部の歯科医院では矯正治療と一緒にトレーニングやマウスピースを使った方法で鼻呼吸トレーンングをしています。また、寝ている時に少し、マスクを湿らせて使うこともあります。

5.シェーグレン症候群による原因

シェーグレン症候群とは自己免疫疾患(じこめんえきしっかん)の一つで、自分の体の一部を自分の免疫細胞(めんえきさいぼう)が攻撃してしまう病気です。中高年の女性に多く、日本では約50万人いるといわれています。シェーグレン症候群の方はドライマウスだけではなく、ドライアイや関節リュウマチなども一緒に現れる病気です。

対策

シェーグレン症候群は原因は解明されていません。歯科では人口唾液などを使って唾液が出ないことによる、歯や歯茎、舌などの症状を軽減するようにします。

6.放射線治療による後遺症

近年は少なくなっているが、癌などによって頭や首などの近くに放射線治療を行った場合に、唾液を出す唾液腺(だえきせん)が破壊されドライマウスになることがあります。

対策

壊れてしまった唾液腺を回復することは難しく、人口唾液などで対応します。


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Posted by yohapet at 07:15│Comments(0)歯科情報
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